[天然赤石便り]


薄野原の真ん中には立ちませんでしたが、たくさん薄の風景をみてきましたよ。
風にたなびいて、幻想的でした。写真はありませんけどね。。
足湯にも浸かりました。
こちらもうっかり、写真はありません。
出向いた方向はちょっと違いますけどね。(笑)
いつもの小淵沢清里方面ですよ。


小淵沢の宿で「星と虹のレコーディングスタジオって知ってる?」って聞いてみたら
「歯医者さんでしょ?あの先生自分で音楽もやるのよ」って、いともあっさりと場所判明。
太陽族さんが最近気に入ってレコーディングしているスタジオが、
いつも泊まるペンションのすぐ近くだったんですよ。

スタジオっぽくないですよね。





歯医者さんの2階の屋根裏みたいな構造のところがスタジオなんだそうです。
わたしが訪問したのは日曜日だったので、歯医者さんには誰もいらっしゃらず。。
ただ、上のほうからいい音楽が聞こえてきていました。今日も誰かレコーディングしているのかな。
品川ナンバーの高級車が停まっていました。

まわりは静かな草原です。
コスモスが揺れる素敵なところでした。

太陽族が昨年6月に花男さんとそら坊さんの二人になったあと「ふたり」というアルバムを発表しました。
ギターと、ピアノと、ハーモニカだけの演奏で。
そのレコーディングを行ったのが、ここ小淵沢だったそうです。。「虫の声が録音にはいっちゃう」ってたしか、花男さんブログに書かれていたような気がします。
虫の音がそのまま録音されていると言えば、思い出します。平川地くんのデビュー曲のカップリング曲の「少女」にも、虫の音がかすかに聞き取れました。
あれは佐渡のふすべ村で録音された曲ですよね。
こんな静かなところでレコーディングしたら、まっすぐないい音が撮れるでしょうね。


「星と虹」の少し上のほうに小さなパン屋さんがありました。
とてもかわいいお店なの。

「ここらへんでは見慣れない長髪だったり変わった髪型の人がスタジオからここにパンを買いに来るのよ」って教えてくれました。
ミュージシャンの方たちなんでしょうね〜。
パン屋さんの名前も偶然「虹」。すてきな名前です。天然酵母のぶどうパンは美味しくて、そのうえ1個100円で、お安いのです。
店主さんも渋いお姉さんで、かっこよかったなぁ。




この日はまず清里に行きました。
映画「西の魔女が死んだ」を撮影したお家が今年も見学できるというのでぜひこの目で観てみたかったのです。
清泉寮から徒歩8分ほどの森の中に、そのお家はありました。
               

清里のイメージって、こんなじゃないですか?笑                       道案内の看板もかわいらしくて。






 
そう、この石造りの門。この向こうにおばあちゃんの素敵な家がありました。



サンルームまでははいることができますが、家の中には上がれません。
それでも十分です。



おばあちゃんがサンドイッチやハーブティーを入れてくれたキッチン。



家の前方にはワイルドストロベリージャムを作ったり、虫除けの薬を作るためにハーブを煎じた「かまど」と水場がありました。
シーツを足で踏みながら洗濯したたらいもね。



お家のガラスは映画のセットといえども、さすがに古い家。ゆがみのある味わいたっぷりのガラスがそのまま生かされていました。
ガラスの縁取りが繊細でかわいくて・・こんなお家や窓はみたことがありません。窓のデザインって気になるし、好きです。

かまどと水場。
レンガ作りではなかったけれど、昔の北海道の実家にはやはり外にストーブがあり、そこで枝豆やトウモロコシをゆでたりしていたことを思い出しました。
水場は小さな滝から直接引いていて、その水を溜める井戸があって涸れることなく流れていたっけ。赤石が小学生のころの思い出です。
そういえば小さな家の周りにはは畑と花畑、家の前には木を利用した洗濯物干し場がありました。
ヤギも飼っていたっけ。
なんだかここと似ているかも・・・・・・

テラスと洗濯物。高原の風に吹かれて乾く洗濯物は贅沢なかんじです。いいなぁ。



この映画、もう一度見たいな。
映画では裏山にあったストロベリー畑も、家の前に再現されていましたし、鶏小屋やハンモック、木登りの木などもあり、映画を観た方はなつかしく、まだこれからの人は映画が見たくてたまらなくなるのではないでしょか。原作も読んでみたくなりますね。
まわりにはハーブを始め、たくさんの野の花が咲いていて、居心地がよくて、帰りたくなくなってしまいましたよ。



そのあとは清泉寮に戻り、おたのしみのジャージー牛乳から作られた濃厚かつさっぱりとした風味のソフトクリームを食べました。
すぐ溶けちゃうから急いで食べないとね。美味しいです。



それにしても日曜日のここはすごい人です。良いお天気でしたので八ヶ岳はきれいに見えていました。




その次は「萌木の村」内の“ 森の中の小さなホテル ハット・ウォールデン ”に。


ホテル内でわたしの先生のドライフラワー展が開催されているのです。9月30日までね。

ホテルのお部屋のドア飾りもひとつずつ丁寧に飾られていました。


ちょっと暗くて分かりにくいけど、おおきな暖炉の上に飾りつけられたドライフラワー



教室ではなかなかお目にかかれない大作ぞろいで、圧巻でした。

ホテルのクラシックな雰囲気ととてもよく相まって素敵でした。





萌木の村には雑貨屋さんが点在しています。 かごがたくさん飾ってあったお店。
                            


散歩をしていたら、広場でシャボン玉あそびをしている親子がいました。
それがとおーってもきれいで、仲良し家族の笑い声が心地よくて、おもわずシャッターを押しました。
             
この広場でシートを広げて義母お手製のカツサンドをほおばったのはもう13年も前のこと。翌年、義母は亡くなりました。
おそらく最後の家族旅行だと悟った母は、弱った体の力を精一杯出し尽くして、カツを揚げて、ソースをからめて、サンドイッチのお弁当をご馳走してくださったのです。
そんなことも思い出しながらシャボン玉をみていました。





それから甲斐小泉方面から泉ラインを通って、日本の陶芸家さんたちの作品が集結しているといっても過言でない「ギャラリー 夢宇谷」へ。

ここ久しぶり。前はよく行ったわ。とにかく広いし、空間の使い方がうまい。どんな人がオーナーさんなんだろう。
とにかく迷路のようなお店のつくりが面白くて、作品の陳列の仕方がものすごくハイレベルで、いつもいつも驚かされたり、関心させられることばかりです。
木の枝の飾り方がダイナミックで男性的で格好良い。

           
           
           

時間がいくらあっても足りないと思うほど見所がいっぱいのお店です。
お子様は残念ながら、入館お断りです。
そのあとは小渕沢に戻り近くのスパにて足湯に浸かりました。
ペンションのすぐ近くです。今回は温泉はパスだったなぁ。夕食の画像は省略ね。(笑)



こちらがわたしが22年間お世話になっているペンションです。
宿ではかわいい6歳男児と友達になりました。
わたしより旦那さんによくなついていたのですが、別れの時、手を振るわたしの車の窓に小さな手を差し伸べてきて
「あくしゅしてください」って言われたのには驚きました!!
ちいさな手と握手したときの感動といったら、なんかもう、骨抜きにされちゃいましたよ。。かわいくて。。




ペンションを後にして向かったのは入笠山(にゅうかさやま)。

登山しちゃいました。

30分の登山でしたが、きつーーい!ハァハァゼーゼー。
すれ違う登山客に「がんばって!もうすこしで絶景が観れるわよ。御褒美が待っているわよ!」と、励まされ。

ぐるりと見渡すことができた山頂はまさに絶景。八ヶ岳、富士山、諏訪湖秩父連峰に立山南アルプスまで・・・


山頂の風は爽やかで最高の気分でしたね〜。
秋の気配を感じました。花もたくさん咲いていました。



下山して帰路に着く途中目にしたものは・・・・・
ドライブイン 赤石!!!

ぎゃはは〜〜〜〜〜!!
今回も楽しい旅でした。
最後まで読んでくださった方、特に面白いこともない日記を長々と読み進めてくださってありがとうございました。