[天然赤石便り]
大瀧詠一“A LONG VACATION”トリビュートコンサート
夜の渋谷交差点。
渋谷Bunkamuraオーチャードホールでのコンサートに行ってきました。
オーチャードホールは普段はクラシックのコンサートに使用されることが多く、奥行きがある、ちょっと重厚な感じの建物です。
アルバムの出来が予想以上に良かったので10人の女性アーティストの生歌を聴きに行こうじゃないか!ってことで意気揚々と出向きました。
大御所さんは大貫妙子、金子マリ、尾崎亜美、太田裕美、今井美樹。実力派若手シンガーは行川さをり (ジュライム)、イシイモモコ (ハミングキッチン)、原田郁子 (クラムボン)、つじあやの、鈴木祥子。
面白かったし、聴きごたえ十分なコンサートでした。
司会は大滝詠一フリークの佐野史郎さん。マニアですねー。
マニア度では負けていないうちの旦那さんという解説者が隣にいるので、曲名とか完璧です。
1.NIAGARA MOON (井上鑑率いるバンドメンバーで)
2.いつも通り (大貫妙子)
4. Velvet Motel (金子マリ)
8 Pop-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語 (行川さをり :ジュライム)
9. 指切り (行川さをり)
10. 我が心のピンボール (イシイモモコ :ハミングキッチン)
11. 怪盗ルビイ (イシイモモコ)
12. Blue Niagara+幸せな結末+福生ストラット (井上鑑)
13. 雨のウェンズデイ (尾崎亜美)
16. 空色のくれよん (原田郁子 ピアノ弾き語り)
20. 恋のハーフ・ムーン (太田裕美 ピアノ弾き語り)
21. バチェラー・ガール (鈴木祥子 ドラム演奏しながらボーカル)
22. さらばシベリア鉄道 ( 鈴木祥子 スタンドマイクで)
アンコール
カバーした曲と、他に1曲、大滝サウンドを披露するという趣向のこのコンサート。
トップバッターは大貫さん。まず1曲目に持ってきたのがSugar Babe時代の曲の「いつも通り」。旦那さん、喜んでいましたね〜。
2番手の金子マリさんはなんと小林旭に大滝さんが書いた「熱き心に」でして、いやもう、面白かった!!
尾崎亜美さんの歌う「冬のリヴィエラ」も出だしが低くて苦労されていたようですが、尾崎さんサウンドになっていて楽しかったです。
原田郁子さんの「スピーチ・バルーン」よかったです。声が好き。
「空色のくれよん」ここでも旦那さんはおお受け!わからん・・・知らない曲でした・・・
そしてつじあやのさんが「ウララカ」という曲を披露したら、旦那さんは一気につじあやのさんが好きになったみたいでした。
「この曲に大学時代に出会い、あまりの衝撃に、(ウララカ)という名前でギター2本、ウクレレ一本のバンドを結成したほどです。」というつじさん。「いいな〜、このひと❤」と、うっとりしていました。(笑)
太田裕美さんは「さらばシベリア鉄道」をシングルリリースしているのですが、「恋のハーフムーン」という曲も大滝さんが提供していたのですね。
「知らなかった・・・」となにげに敗北感漂う夫が面白い。
鈴木祥子さんはスタイル抜群のかっこいいドラマーさんでした。彼女がドラムをたたくその後ろでバンドのドラマーさんがサポートして叩いているのですが、そのツインドラムの姿がとてもよかった!!!同じ動き、そして違うスティックさばきがかっこいいの。
太田さんに「鈴木祥子ちゃんのシベリア鉄道はいままでにないいちばんエロいシベリア鉄道です」って言われていました。たしかに。(笑)
アレンジをものすごーくしているので、オリジナルを聴きこんでいる分、多少の違和感・・欲しい所に音がハマってないみたいな居心地の悪さもありましたが、こういうことでもなければ決して揃うはずもないそうそうたる顔ぶれに感謝しました。
この中で〜平川地くんと共演したことがあるのは大貫さん、尾崎亜美さん、つじあやのさん。
で、よかったかな?尾崎亜美さんはちがったかな??
客席には大滝さんがいらしているようでしたが、最後まで姿を現さず、相変わらず(?)謎のおじさんなのでした。
今度は男性ボーカル編を聴いてみたいです。
http://magazineworld.jp/kunel/friends/hanauta/
原田郁子さん歌うクウネルの歌「はなうた」。