[天然赤石便り]



旦那さんがベトナムからの留学生の女の子にいただいたキュウリです。
包み紙の新聞紙にはVET NAM の文字が。








今日旦那さんは新宿オペラシティホールでのコンサートを聴きに出かけました。
その帰りの電車、埼京線の中で、女の子に声をかけられたんだそうです。
片言の日本語で、どうやら「西浦和駅」で降りたいのだが、どう行けばいいか、教えて欲しいということだったので、
行き方を説明したんだけれど、いまひとつ飲み込めていない様子だったと。
話を聞いていると、朝早くに「本庄」に住む友達の所に遊びに行った帰りらしく、「本庄」までの乗り換えを詳しく書いたメモを持っていたそうです。
でも、行くことはできたけれど、帰りの電車の乗り方を間違えたみたいです。
彼女は本庄からいったん大宮で降りて(降りなくても乗り換えられる)切符を買い換えた様子で手には大宮で買った160円切符が握りしめられていたんだって。
大宮から京浜東北線南浦和まで行き、武蔵野線に乗り換えて西浦和で降りなければいけないところを、どこかで電車に乗り間違えて、新宿までたどりついた様子だったらしいです。
旦那さんのほかの乗客の方たちもいろいろと知恵を出してくれたり、話を聞いてあげたりしたそうですが、その女の子がまた乗り換えを間違ったりしたらかわいそうだし、おじさん(だんな)は、帰り道の途中なので、ここはもう、西浦和まで連れて行ってあげようと決めて、彼女を送って行ったんだって。笑
彼女は見慣れた西浦和の景色をみて、とても安堵した様子だったって。
それで、お礼にと、本庄で友達にいただいたというキュウリを3本も4本も持たせてくれようとするんで、それじゃぁ、1本だけいただくよ、ってことで、もらって持ち帰ったのが、このキュウリです。
「でもさぁ、日本にきて3ヶ月で、英語もしゃべれないし、西浦和についたら家に上がってお茶でも飲んで行けとかいうんだぜ〜。あの子、大丈夫かなぁ。悪いおじさんとかに騙されないかなぁ。」
って、心配していました。
わたしもその女の子、心配です。
埼京線内ではいいおじさんばかりで、みんな親切に話を聞いてあげていたみたいです。
どうか悪い人についていきませんように。(だんなは・・・)
日本を好きになって、母国に帰ってほしいです。
キュウリは夕食にいただきました。美味しかったです。