[天然赤石便り]


東松山 お店めぐり その3
最後に向かった先はギャラリー 「黒 豆」さん。
たぶん5年ぶりに、伺いました。
細い路地を通って建物の裏側の引き戸をあければ・・

きゃー。以前とまったく違ってる。
なんと表現していいのかわからないけれど、子供のころ憧れた秘密基地みたいな空間なんだわ。






入り口を入って、すぐにガラス戸で仕切られた小部屋があり、その先には洋服や骨董品、雑貨など厳選された大人ティストの品物が並ぶショップになっています。


とてもきれいな石のネックレスがあったの。ちょうど私が好きな蛍石のかけらを集めたような不思議な。口に含んだらどんな味がするんだろうなーって思うくらい、美味しそうで。
それは何千年も昔の瓶のかけらだそうです。まだ忘れられない。。
入り口から左の部屋に進むと、そこはギャラリーコーナーです。こちらでは22日から私の友達のバッグデザイナーの作品展が行われています。今回は 黒 豆 さんでの作品展ということで、ぜひ伺いたかったのです。友達は変わらず若々しくてスレンダーなスタイルを保っていました。うらやまし!!



濃い緑、くすんだ緑、きっぱりとした緑・・裂き布をかぎ針で編んだバッグを購入しました。


ギャラリーの小部屋からまた別のドアを開いて行きます。

真っ先に目に飛び込んでくるのは遠くの中庭の緑。

トランプのスペードがさりげなく飾られている窓枠がいいかんじ。



植物と古いものが仲良くしています。



理科室の一角のような場所。




庭先でお茶を出していただきました。ほっとするね。
骨董から、店のしつらえから、細部にわたって見せどころがいっぱい。
そのセンスに、おもわず、うなる。
店主のつちやさんとお話したら先日わたしが日記で悔やんでいた土器さん主宰のフリマに、つちやさんも出店されていたんだそうな。
うぅぅ。やっぱり絶対行くべきだったー。
一緒に訪れた友達は10年ほど前にこちらで購入したという古布の針刺しを持参していました。その針刺しはねずみの形をしていて江戸縮緬のパッチワークのような品物でした。もう、ぼろぼろなんだけど、つちやさんも覚えていてくれたみたいで、そんな話にひとしきり花が咲きました。
そのあとは最近有名な蒸しパンのお店やナチュラルな感じの洋服屋さんなどに立ち寄り・・
たった一日の出来事なのに、わたしにとってはとても充実した密度の濃い一日となりました。
次の日は、受け取った刺激を反芻することで終わってしまった。(つまりごろごろ・・)
や。みなさん極めてるな。
いいアドレナリンをいっぱい出してるな。
勉強させていただいた貴重な一日でありました。