NHK朝の連続テレビドラマ小説の「だんだん」の最終回でした。
このドラマには、いろんな場面で教えられたことが多かったように思います。
バンド活動していた女の子と、もう一人の女の子。
二人は別々に暮らしていた双子だったけれど、偶然再会し、たまたま路上で歌をうたうんです。
音楽プロデューサーが二人のハーモニーに魅せられ、熱心にスカウトします。プロデビューが目前にせまってきました。
でも、その直前で、バンドの男性二人はメンバーからはずされ、最初の“アコースティックギターでフォークやポップスを歌うバンド”という形から大きくかけ離れた“ミニスカートでかっこよく歌う双子の姉妹”というコンセプトでデビューするんですね。デビュー曲はヒットして、売れたけれど、CDになる曲は有名な曲のカバーばかり。オリジナルを歌いたいと強く望むあまりに、解散してしまいます。
バラバラになってしまった姉妹ですが、一人でも音楽活動を続けたいという女の子に、事務所は難題を持ちかけ(舞妓さんの衣装で歌えというもの)やむなく大手音楽事務所サリーミュージック(笑)を離れることになります。個人活動を始めるも、大手事務所に所属していない身では、営業の先もキャバレーなどで、客席から罵声を浴びることもあるようになり、次第に自信を失い、歌手活動をやめることになります。
物語はそこで終わるわけではありません。
双子の姉妹がそれぞれの道を模索し、成長する過程が丁寧に描かれていました。
今日の最終回では、自分たちが歌いたかったオリジナルの曲の歌詞を噛みしめるように歌う4人の姿がありました。
華やかな世界を夢見て、挫折を経験したとしても、人生はいくつでも進む方向があり、立ち止まることも、やり直そうと試みることも、手探りで進むことも、いくらだってできるんだということを、このドラマでは優しく教えてくれた気がしました。
このドラマが始まったのは昨年10月です。
路上ライブ・アコギ・デビュー・解散・・・そんな言葉のひとつひとつに、敏感になって鑑賞しているわたしがいました。


そして新 朝ドラの主題歌は、アンジェラさんなんですね。
わたし、あの兄弟が朝ドラの主題歌歌う日が来るって、なんでだかずーっと思っていたものですから(笑)。
自分的に燃焼されずにくすぶっているみたいな。
めんどくさいですか。はい、すみません。汗