[天然赤石便り]

ここ2・3日、いろんなことが有りすぎて、頭の中がちょっと混乱しています。




恵比寿ライブはいちだんとパワーアップしたように思える二人の演奏と歌の表現に酔いしれました。(耳を塞がねばならないほどの声援を除いては・・↓↓)
このライブの始まる前の控えのロビー(二階)での空気がわたしは好きでした。
LIQUIDROOMは一階がライブ会場、二階にコインロッカー、グッズ販売、たくさんのアメリカンユーズドっぽいソファなどが置かれた比較的広いおしゃれな空間でした。
そこでの開場待ちの時間、ライブやイベントのときにしかお会いできない皆さんとご挨拶したり再会を喜んだりと、楽しい時間をすごしたのですが。
あることに気がつきました。一言でいうと客層がおしゃれなのです。上手く言えないけれど・・・ライブなどにも慣れているらしい人、さりげなく流行などを取り入れている洗練された人が多かったような気がしました。
うん、ちょっと洗練された空気というものに触れました。
あの空間の中でこれから始まるライブへの期待、熱気と活気に溢れているざわめきが心地よかった。
これは、いままで感じたことがなかった感覚でした。


平川地 一


9日、浜松 窓枠 に行く途中、平川地に立ち寄りました。
わたしとCさんは草薙駅からバスに乗りました。そして「平川地」というバス停で下車。道を尋ねながら「平川地一」という表示の電信柱を探し始めます。
すこし歩き始めたら周りの木々から蝉の鳴き声が耳に突き刺さるように強く聞こえました。
その瞬間です。胸が詰まりました。踏み切りの横にあるその地番を探し当てるまで、この小さな路地から幼い兄弟がひょっこり現れそうな、笑い声が聞こえるような、そんな思いでいっぱいになりました。
少し戸惑いながら近所の方に今はケーキ屋さんになっているという以前暮らしていたその場所を尋ねました。
「ああ〜、歌手になったあの子たちのね、そのケーキやさんなら・・」
その方は親切に道順を説明してくれました。この方は小さかった兄弟のことを知っているんだ、って思うとまた胸が詰まる。
「今日、浜松でライブがあるんです」
「あらま〜〜、そう!へぇ〜大きくなったんでしょうねぇ」
数分歩いてたどり着いたケーキ屋さんの前でしばしたたずむオバふたり。(笑)
大きな木と、水路と。


この道を、この町を忘れない、忘れたくないと彼らは思ったんだねぇ。


帰りは狐ヶ崎駅から草薙駅まで電車に乗ります。
少ししゃべりすぎてひとつ先の駅まで行き過ぎちゃいました。
ケーキ屋さんには寄らずにお散歩しただけの寄り道でした。





不動産屋さんもコンビニもみんな「平川地」。町全体で平川地一丁目を応援してくれているような錯覚に陥りました。(笑)