[天然赤石便り]
群馬 四万温泉
TVで観て、行きたいなと思っていた四万温泉の積善館に連れていってもらいました。
車のナビで見るとそんなに山奥って感じがしなかったのだけれど
さすが秘湯ですね、道幅が狭く入り組んでいてヒヤヒヤしました。
積善館(せきぜんかん)本館は元禄4年より受け継がれ、湯治の風情を色濃く残す宿。
この赤い橋、実際見ると幅が狭いんです。車無事に通って良かった。
正面玄関
一階部分が「元禄の湯」です。昭和5年建築。木造建築の三階建構造。窓ガラスの歪みがたまらない。(うふ)
「元禄の湯」の男湯
大正ロマネスク様式を用いた当時のままの姿で。
女湯
アーチ型の窓が美しく、さんさんと陽が差し込む明るい浴室内。
5つの湯船には満々と湯が湧きでています。
厳選の蒸気による2つの蒸し風呂があります。
床のタイルも時代を感じさせる趣のある形と色です。
洗い場はひとつしかなく、当時は湯船から桶で湯を汲みとって体を洗っていたのでしょうか。
お湯は柔らかく、とても気持ちのいい泉質でした。
貸し切り状態で、極楽極楽♪
照明も昭和初期のままなのでしょうか。この場所にふさわしい形だ。
二階から三階にはこうして数段上り、向きを変えて上る。
面白い建築物です。純和風です。
映画「千と千尋の神隠し」で不思議の街へと続くトンネルのイメージモデルとされた「浪漫のトンネル」
ちょっとね〜、異空間。
美しい四万の川。
帰りは伊香保まで足をのばし、カレーうどんの専門店に入ることになりました。
もうお腹がペコペコでようやく食べ物にありついた〜って感じでヘトヘトだったんですが、
その店のパンフレット、岡本太郎氏が題字を書いてるんですねー。
おうどんがすこぶる美味しくて大満足の遅い昼食と、なりました。
帰り道の途中から大粒の雨が降り出しましたが、すぐ止み、スムーズに帰ってこられてよかったです。
良い日でした。