映画を見てきました。


話題の「食堂かたつむり」です。




ふふふ。面白かったです。きっと、原作は面白いだけじゃないんだろうけれど、映画は、ユーモアたっぷりで面白い作品でした。
倫子さんの服装や、小屋を改装してだんだん食堂が整っていく過程とか、ざくろやいちじくの果物を手でちぎる様や、やはり、お料理が美味しくできあがり、魔法がかかったように至福を得る人々の表情も楽しかったです。
カレーのお皿と、お茶漬けの器。どちらもとても素敵でした。スプーンがお皿の底をすくうときの音にドキドキした。ザラっとしてね。
琺瑯のお鍋には、70年代に流行ったようなオレンジ色のお花が描かれていて、「そういえば、うちの店でもこのタイプのホウロウ鍋は店に出すとすぐ売れてしまって人気だけど、なるほど、流行ってるんだ?」と、妙に納得したりね。
お湯の保温ポットも、古い古い。面白かったな〜。
はやりのフランスの鋳物鍋とか(ちょこっと至福の時の縁取りに映ってた)、柳宗理のステンレス用品とか(「プール」とか「めがね」とかで映ってた)登場しないところがミソですね〜。
アルミ製なのか銀製なのかわからないけど、大きなトレーも装飾が素晴らしかったですね〜。
ちょっと映った乳白色のコーヒーカップは、ruruさんから頂いたアンティークのによく似ていました。
って雑貨小物ばっかり見てるわたしです。。。
一番食べたいなと思ったのはいちじくのサンドゥイッチです。
あーもったいない。




柴咲さん、余 貴美子さんの母娘が良かったですね。志田未来ちゃんは地味で最初誰だかわかりませんでした。
そして男子は「桜田 通(さくらだ どおり)」くん。名前が変わっているので、どんな人か興味があったんです。(笑)(今日のブログに、かわいいこと書いてます。)



それから骨付きお肉を手づかみでかぶりついた喪服の女優さん。
どんどん生き生きしてくるのがいい〜。




食堂かたつむり」と聞いて連想するのは「かもめ食堂」。
ふふふ。面白い。




そういえば、映画を見終わったあとに左の席の方にトントンと肩を叩かれました。
そして小さな声で「わたしのイビキ、うるさくなかったですか?」って聞かれたのです。
わたしも小さな声で「・・・ちょっとだけ聞えたけど、でも、大丈夫ですよ。」
「つい気持ちよくなって寝ちゃいました」
「そうですね、会話が少ない映画ですもんね ふふふ」
わたしの両隣の方はちょっとだけ、居眠りをしていました。
シンとしたシーンでは結構響くんですよね、鼻で息を吸う音。
でも、気持ちいいんですよね、映画見ながら、寝るの。(笑)