こどもの日ですね。かしわ餅はいただきました。
菖蒲湯には入り損ねました。もう売り切れだったんだよね〜。菖蒲の葉が。




昨日の話の続きです。

軽井沢の別荘地は、このような低い石垣で道路と敷地が区別されています。これが、苔むしていて風情がありますよね。木立ちは高く唐松の林と小鳥のさえずりの中を歩くのは気持ち良いです。










万平ホテルから少し歩いたところに室生犀星記念館があります。
「毎夏をこの地ですごし、堀辰雄川端康成志賀直哉など多くの作家ともここで交流した。」(ガイドブックより)
小さな家屋が二つあり、そのあいだの小路の苔や飛び石や草花にも遊びを取り入れたような、とても魅力的な建物の配置でした。




ゆっくり散歩して戻ると、レンタサイクルがたくさんホテル前に停めてありました。万平ホテルまで朝の散歩に来るんですね。にぎやかでした。




旧軽井沢周辺をあとにして、中軽井沢にある星壷温泉に向かいました。この、中軽井沢に向かう道の反対車線がものすごい渋滞でした。アウトレットモールに向かう列なのかなーって話していました。たいへんだぁ。
星壷温泉ホテルは800年の歴史を持つ、軽井沢最古の湯。中軽井沢の駅前の道を登って行くと、やや渋滞気味なんですが、星壷温泉へと脇道に入るとそこは別世界でした。開放的な空間。のんびりとした風景。露天風呂も気持ちよく、シャクナゲの花が咲いているのを眺めながらのんびりしました。ところで、軽井沢はどこのホテルの前にも昔ながらの郵便ポストがあるんです。面白いですね。




     
軽井沢にはたくさん教会があります。高原教会と、石の教会を見学に行きました。高原教会は、大正10年から親しまれてきた木のぬくもりが感じられる小さな教会でした。


ちょうど結婚式が終わるころだったようで、花嫁さんを拝見できました。
ライスシャワーで祝福されて、高原の中を歩いてゆく姿が素敵でした。お幸せに。



    
そして、すぐ近くにある石の教会。こちらは圧巻でした。
設計したのは帝国ホテルを設計した現代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの弟子であるケンドリック・ケロッグ



わかるかな。石の板と板の間にはガラスがアーチ状に組まれていて、建物のなかから見ると、ステンドグラスのように光の帯を内部に注ぎ込みます。
なんとも奇妙な外観とは裏腹に、内部は神々しく、いままで見た建造物の中でも一番と言っていいほど、感動と衝撃を受けました。



「力強い石は男性、繊細なガラスは女性、そして2つが生み出すアーチは、ふたりが協力し合う人生に見立ててドラマティックで雄大な世界観を作り出している。」(ガイドブック参照)
この建物は人生を表わしており、ピラミッドの頂点のように一番高い所が人生の頂点、そしてだんだんと終焉に向かう様を表しているのだそうです。
さて、建物の内部はまず地下に潜るような感じで小さな扉を入ります。比較的広い空間は内村鑑三資料展示室となっております。この方の思想『神の創った天然(自然)の中には神の生命が宿っている』と説いた言葉を受け、自然と融合するような教会を造ったのだそうですよ。
狭い石の壁の階段を上り、礼拝堂にたどり着きます。そこは・・・・
祭壇に向かって左の壁にはシダやポトスなどの植物が、小さな滝のように流れるせせらぎとともに茂っているのです。残念ながら撮影禁止ですが、こんな教会は、観たことがないので、一瞬声を失いました。
いや、見学できてよかったです。
少し前のわたしは、明治大正時代に作られた和洋折衷の西洋建築を見学するのが好きでした。ですから、旧三笠ホテルなども、興味津々で見学していました。でも、最近は、新しい建築家の建てたものが、面白いと思うようになりました。建造物は面白いです。
http://www.stonechurch.jp/index_f.html←石の教会の写真






たくさん歩いてのどが渇いたので、カフェを探しました。これもガイドブックをみて、「いいかも? 」って思ったところだったのですが・・・
たしかにね、マイセンのカップでおいしい珈琲をいただくことができました。珈琲美味しかったから、文句言ったらダメなんだけど。
以前のわたしだったら「ありがたく」あの空間を楽しめたのかな。今のわたしは違うなぁ。マイセンの器でコーヒーを飲ませるのに、お水がデュラレックスのコップなのはいただけないと思うよ。カップだけマイセンだからって喜ぶと思ったら大間違いなんだよっ。(ーー゛)
珈琲も時間がかかったので、「遅いねぇ」って呟いたら「時間がかかるからお急ぎの方はご遠慮くださいって書いてあったよ。マイセン使ってるからじっとしてないお子様もご遠慮くださいって書いてあったよ。」って旦那が。。そういうこと書くんじゃなくてお店の雰囲気から客が自然とそれを察知し納得させることができたらばいいんじゃないかな。辛口でごめんなさい。


そのあと、お目当ての「満留井」というお蕎麦屋さんに入りました。すごく待たされました・・イライラが募りました。が、すごくコシのある美味しいお蕎麦と、山菜盛り合わせの天ぷらが抜群に美味しかったので、満足したよ。良かった〜〜。
この時点で午後3時。やばいです。下りの渋滞がはじまっているでしょう〜〜!!
高速渋滞を回避して一般道でひたすら走りつづけ、多少の渋滞はありましたがなんとか、午後6時45分には家に着きました。(@_@;)
黄金週間に出かけるなんて、大冒険でした。
でも、まあまあ上出来だったかなぁ。(*^_^*)
楽しかったです。