PATi-PATi 10月号



126〜127P  
 平川地一丁目 本当に最後のライブリポート と、題されたレポには、泣かされました。
デビュー当時から平川地一丁目の記事を届けてきたライターさん、武市尚子さんの文は、セットリストをなぞりながらときどき歌詞を交えて進められています。
このような文は、アルバムを聴き込んでいなければ書くことが出来ないと思います。それほど、ライターさんも平川地一丁目を愛して下さっていたのだと思います。
一部を引用させていただきます。

中でも「かわれないので」に救われた人は多かったことだろう。私もそのうちのひとり。この曲を書いたころの龍之介は人の心を救う歌を書こうと思っていたわけではないはずだ。しかし、結果、彼の純粋なこの言葉と直次郎の無垢な歌声が、多くの人の心を救うことになったのだ。


♪前に進まなきゃいけないの?
ここにいてもいいでしょ?
元気な人が言うほど 先に行くの楽じゃない
もう少しだけ愛してください
僕たちを
あと少しだけでいいから。


わたしはこの先ここまでの歌詞に出会える気がしない。それくらい深く心に刻まれている。きっと一生この歌を忘れることはない。つらいことがあったとき、心の中でこの曲を口ずさむことだろう。


PATi-PATi さん、長い間わたしたちに楽しい記事と写真を届けてくださってありがとうございました。
心が温かくなりました。