mika's daydreaming theater
蜷川実花さんの「蜷川妄想劇場」って・・。タイトルすごいんですけど。
今をときめく16名の役者さんたちの写真集。みなそれぞれにテーマが決まっており、昭和レトロで退廃的でアンニュイなけだるさ漂う大人の本でした。
友達は「小栗君にいかに蜷川幸雄が心酔しているか、書いてあるから読んでごらん」って、貸してくれました。「父の演出した舞台“カリギュラ”を観てビックリ。とにかく小栗君カッコ良く色っぽく演出されていて、『父さん、本気で小栗君に恋してない!? 』と思わず疑ったくらいでした。」
そう書いてありました。

小見出しのタイトルとかもしゃれています。たとえば・・「内側からいい薫りがする稀有な人 フリーザーに入れて永久保存したい :妻夫木 聡」とか、「可愛くて優しい年下の男の子でも ああ、敵わないと思う瞬間、恋になる :小出恵介」などなど。
写真では、ベタやなぁ〜〜〜って思うもの多数あるのですが、そこは蜷川マジックで、いい感じにエロさをにじませていて、面白いです。わたしが好きだったのは、ほんとにベタでツボ!!(実花さん、の思うツボです)たとえば一面に薔薇の赤い花びらが漂う水中に白いワイシャツが濡れて肌に張り付いたまま振り向く成宮くん、(テーマは“薔薇の詩”)とか。(笑)
軍服あり、白衣あり、書生さんあり、なんだかコスプレ大会みたいで実に愉快な一冊でございました!!

蜷川妄想劇場 mika’s daydreaming theater

蜷川妄想劇場 mika’s daydreaming theater