ブレッド&バター×平川地一丁目  キネマ倶楽部




セットリスト

◆4人で
あの頃のまま

平川地一丁目

1.リンゴ
2.まさ夢
3.風は海を渡れる
4.幸せへの距離
5.校庭に見つけた春
6.闇世に生まれて
7.とうきょう

ブレッド&バター

1.夏の音符
2.湘南ガール
3.ホテル・パシフィック
4.特別な気持ちで  
5.愛したい信じたい
6.ピンク・シャドウ
7.FINE LINE

◆再び4人
1.桜の隠す別れ道
2.海岸へおいでよ
3.あの頃のまま


「特別な気持ちで」は、S・ワンダーの「心の愛」(I Just Called To Say I Love You) の日本語バージョン。 日本語詞は呉田軽穂





[:W150]


平川地の若さと、大人の余裕のブレバタさん。共鳴のありかたがとても新鮮で、お互いの魅力が混ざって、溶けて、とてもよい色が発散されていたと思います。




ようやく時間が持てたので、また、メモ帳を見ながら話を思い出しつつ、進めてみたいとおもいます。
メモ帳は、とてもいい加減・・・でも、なんとなく流れはわかるかしら?


藤澤志帆さんのナレーションで、始まりました
志帆さんの姿は見えませんでしたが、「あの頃のまま」の歌詞を織り交ぜた朗読から、始まりました。

○セッション
ステージ左から、二弓さん、幸矢さん、直次郎さん、龍之介さん
「あの頃のまま」平川地バージョン。♪去り行く若い〜 からブレバタさんのハモリが入ります。
力強く低音部がきれいな直次郎さんの歌は魅力的でした。ステージに並ぶ4名の姿に感動しました。
龍:「とっても不思議な感じですよね。」
幸:「人生にはいろいろな出会いがあるけど、こういう感じは珍しいよね。どうですか?違和感、ないよね?」
直:「やっぱりちょっと遠慮してます」
二:「龍之介はぜんぜん、遠慮とか、ないよね?」
龍:「いやいや、そんなこと、ないです」
兄の幸矢(さつや)さんの声はソフトで、優しいです。
龍之介さんは怖いもの知らず(?)いい意味で気負いすることなく、にこにこしていたように見えました。
○平川地のステージ
「リンゴ」、「まさ夢」と続けて演奏。「リンゴ」、出だしのギターがかっこいいなぁ。ギターに見入って、男っぽいボーカルに聴き入った。平川地の世界がぱっと会場に広がったかんじ。
龍:「皆さん、どうも今日は、よく来ました。」  ←しょっぱなから、えっ!苦笑い。
龍:「僕らの歌っている「うたかた」というシングルの3曲目に「あの頃のまま」っていうブレッド&バターさんのカバー曲がはいっているんですが、そのレコーディングのときは、こいつは学校だったので、僕が一人でブレバタさんに指示をしてコーラスに参加していただきました。それは僕がこうしてくださいとか、言わなきゃいけないんで。」(ここで会場大爆笑:上から発言な龍つん)
ブレバタさんについて「兄弟独特のピリピリした感じ」を察して「あー、やっかいだ」と、思ったり、かと思うと仲直りしてたりしてとても親近感が沸いたそうです。笑
直:「兄弟ってあるじゃないですか。兄弟ならではの雰囲気って。こういうステージとかで兄貴は、よくしゃべってくれます。ブレバタさんもお兄さんが、しゃべって。だから、僕もしゃべらなくてもいいかなって。」
龍:「くれますっていうか・・おまえ、しゃべろよ!(笑)ブレッド&バターさんも、お兄さんが、最初、音楽をやろうよって誘って、弟は強制的にやらされたらしいです。」
直:「兄貴は怖い存在です。今はそうじゃないけど、小さい頃は、何でも言うとおりにしなきゃ怒られるんで。弟は不利ですよね。僕も兄貴になっていじめたかったっす。(笑)」
龍:「それじゃあ、春の歌をやりたいと思います。『風は海を渡れる』。」
きゃー、嬉しいですね。いつ以来聴いてないんだろう。この曲はわたしはベスト3に入れたいくらいすきな曲なんです。龍つんのハモリもそのままで、キューンと、なりました。『平川地らしさ』、というのは多様ですが、この歌は、想いを馳せる、想いを届けたい、そんな心情がとても爽やかな季節の風とともに伝わる傑作だとおもいます。
♪君をおいかける すぐにつかまさぬように♪
ゾクゾクしました。直次郎〜。涙
龍:「個人的なことなんですけど、僕、龍之介は、ついこの間、二十歳(はたち)になりました。とても今なんか、自由な気持ちです。」
直:「プレゼントがすごいんだよな、オヤジっぽくて」
龍:「二十歳(はたち)に「なった瞬間から、日本酒は届くし、あとワイン、チューハイ(焼酎?)を、もらいました。」
直:「・・怖いっすね。手錠をはずされた犯罪者みたいな」
龍;「そこまでっ。大丈夫です。ちゃんと、やっていいことと、悪いことを見極めて、生きていきたいですね。二十歳になりましたけど、よろしくお願いします。」
『幸せへの距離』♪すこしでも〜ぅ〜 ♪いま きみはあ〜っ の声の伸びが気持ちよいです!生き生きした息吹を感じられ、好きですね。


平川地の演奏を終えてステージでは転換作業に入りますが、お二人はステージを去らずに舞台右手端に立ちました。龍之介さんはマイクのコードを持って、マイクをぐるぐる回して遊んでいましたよね?
龍:「今日は、このジョイントライブの司会を担当してるんですよ。いま、(チラッと舞台を振り返りつつ)転換中だからMCで、繋げと・・みなさんは、舞台を観にこられるんですかね?」会場拍手。
龍:「僕だけ、特別稽古がみんなより早く始まっています。とにかく僕はカツゼツが悪いんで・・今日は、舞台の前夜祭といっても過言でないと思います。えー、盛り上がってますかー。」
会場拍手。
龍:「おまえなんかしゃべってくれよ。」
直:「司会担当って、(龍之介が)決まっているんで。」←つれない男よ。ふふふ。
龍:「そうーですねー。これが、弟の姿です。」←・・・兄、がんばれー。
舞台には椅子のセッティングも終わり、ブレッド&バターのお二人もスタンバイOK。
幸:「弟って、あんまりしゃべんないんだよね」
龍:「(兄は)おしゃべりチームじゃないです。がんばってしゃべってる。」
あらすじ、しゃべります?それちょっと苦手なんです。と、いいながらも、タダミチとコウタとがマリエを取り合う、とかなんか話をしっかりしてくれました。
龍:「ブレッド&ばふぁーあっ・・バ・バター!」会場大爆笑&やっちゃった〜〜〜っていう顔の龍つん。あ〜〜あ、って顔の直つん。おかしかったなぁ。カツゼツの心配はどうしたって、してしまいますよ。
ブレッド&バターのステージ
幸:「弟は無口なんですね、でも、お酒を飲むと良くしゃべります。」
『夏の音符』というスローバラード。き・きれい・・・・。

幸:「平川地とこれからしばらく一緒に、仲良くなるんですが、わりと彼たちと仲良くなれそうな。ふゆくんなんか、わりと、平気だよね?」
二:「平気ですって」
幸:「わりと、僕たちの娘とか、そんなようなかんじでしょ。ね?」
二:「はい。」
幸:「平川地は男っぽいよね、『おっす』みたいな。かっこいいですよね〜。これからどんな時間が流れるのか楽しみです。」
ブレッド&バターさんの声って伸びやかなのですが、かすれたような甘えたような、独特の渋みがあり、素敵でした。
『FINE LINE』、♪美しいつながり、優しいこの絆、それはFINE LINE 〜 。みんなとつながるという、今日にふさわしい曲と、紹介してくださったこの曲も、良い歌でした。
『マリエ』っていう曲が今日、聴けるかと期待していたのですが、それはなくて、残念でした。

○再びセッション(アンコール)
幸矢さんがこのキネマ倶楽部というホールについて、「いいね、THE BANDって知ってる?彼らの『ラストワルツ』っていう曲のPVが、こんなような雰囲気なんだよ。」って、嬉しそうに仰っておられました。
「桜の隠す別れ道」が、一曲目。幸矢さんがハーモニカを。2番(山が青く〜幸矢さん歌)にいくときに直次郎さんがブレバタさんに視線を送ります。この視線が!!お〜ま〜え〜〜〜流し目王子かっ!!っていうくらいに、いい目をしておりましたわ〜。口元は右端だけを上げる、あの「にっ♪」とした笑顔っす。ご馳走様。(//ё//)
寺泉 憲さんが会場にいらっしゃっていて、ここで紹介。
龍:「僕の40年後の姿です。かっこいいですよね。」
海岸へおいでよ』なんと、歌いだしがなおじろ〜〜〜!!はぁぁぁぁ、渋い〜〜。いい声。
曲がいいのか、なおじろがいいのか。何歌っても、なおじろって 聴かせる!(涙)何を歌わせても、この人は自分のものにするね。
このあと龍つんがマリエ役の藤澤志帆さんを紹介したのですが、「しほ」が、うまく言えない龍つん。「し、しふぉ、しほ、さん!」あはは。
光沢のあるオフホワイトの襟元があいたワンピース姿で登場した志帆さんに向かって、龍之介さんたら「いつも、こういう格好をして、男を惑わせる・・」ですって。笑
惑ってるんだな!!キミってば!(笑)
シルバーバージョン、と、紹介したご本家バージョン『あの頃のまま』。
ピアノ新川さんのイントロで、ふぁぁぁ〜っと、体の力が抜けました。聴きたかったオリジナル・・・。


和やか且つ、上質な時間でした。
私にとっては、まさに、夢のようなジョイントコンサートでした。
ブレバタさんはキャリアが39年と、押しも押されぬ大御所さんです。対する平川地は臆することなく自分たちの世界をみごとに聴かせてくれた、たいへん心地よいライブでした。
できることなら、こういうお椅子に座ってゆっくり堪能できるライブの回数が増えると良いです。
膝の上にメモ帳広げられて、書きやすかったです〜。
階段を下りてくる寺泉さんと少しお話をしました。胸に厚い茶封筒を抱えていて、「台本、今日もらったんですよ、監督に。練習はこれからですよ。」と、監督のほうに目線を移したお顔はいたずらっぽくて、かっこよかったです。
笑顔が素敵で、とても足が長い俳優さんでした!!お芝居、すごく楽しみです。


以上、おわりです。
記憶&メモをつなげていますので、違うんじゃない?ってところもあると思いますが、すみませんです。
読んでくださってありがとうございました。