[天然赤石便り]

映画「ホノカアボーイ」を観てきました


良かったよー。
ハワイのホノカアという田舎町に住み着いた青年。町はのんびりゆったりと時間が流れているように心地よい。
青年レオはフライパンも包丁も持っていないので、街一番のヘンクツばあさんのビーの家で食事を御馳走になるようになる。
お料理を気持ちよく平らげていく青年をみているうちに、いつしかビーばあさんはよれよれのGパンを脱ぎ棄て、明るい色のひらひらしたワンピースやスカートを身につけるようになり、可愛らしくなっていくのです。
あー、この気持ち、わかるわぁーーーーー。




だけどレオは若いガールフレンドが出来て、ビーの家に連れてきてしまうの。
ビーは、面白くなくて、ちょっといじけちゃって、そして・・。



レオ役の岡田くん、すごく良かったです。わたしこの子好きかも。
天然コケッコー」のときにも『演技がうまいとかそういう以前に存在感がある役者』って、言われてなかったかな?
あの映画も、田舎のレトロな匂いがとても好きだったけれど、この映画も、場所こそ外国だけれどどこか似ている雰囲気がある。
優しくて、背の高い男の子。体もしっかりしている男の子。いい。
ごめんなさい、なおじろさんだったらなーって、またそう思いながら観るものだから、切ないことと言ったら。
ビー役の倍賞さんが、また、すごく良いのです。
この映画、ゆるい癒し系かと思ったら、違うね。
年老いる者を静観する、温かくも冷静な映画でした。
若者と老いる者のコントラストがはっきりしていて、ときに混ざりあって、鮮やかでした。






ビーの家のキッチン小物やカーテン、家具、壁、ドア、どれも興味深かったです。


わたしもあの子と、糸電話したいなぁ。
あの子は無理だとしても、もっとおばあさんになった時に、糸電話できる相手が欲しいなぁ。
糸 電 話 したいなぁー !


そうそう、まさか岡田君のサービスショットがあるとは思いもよりませんでした。
キャーーー\(◎o◎)/!