日曜日、宮城県美術館へ行きました。
平成19年度宮城県造形教育作品展に、学校の図工の時間に描いた息子の絵が
出品されたと先週の金曜日になって学校から連絡があったので、
慌てて見に行きました。(日曜までの展示だったので)




息子、そういったもの(美術系)とは無縁の生き物だと思っていたので(笑)
親たちはびっくり。本人も、「下手だからね、下手だからね‥」と何度も言って
恥ずかしがってた。


会場には、県内の小中学校の生徒たちの作品がずらーっと展示されていました。
こんなにいっぱい展示されてる中で、息子の絵を探すのは大変だぁ〜と
思っていたら、何故かすぐに見つけた。(一度も目にしたことなかった作品でしたが)
どれも、個性的で力作ぞろい。
そんな中で、「にかっ」っと微笑を誘う作品‥
それが息子の作品でした。笑



プールからあがり、シャワーを浴びて「気持ちいぃ〜〜」って気分の絵だそうです。
つっこみどころはいっぱいあるけど(笑)のびのびと描いてある。うん。
見ているこっちまで笑顔にさせてくれた。



下手なんかじゃない。
あなたらしいよ。



そんな息子ですが、今日、泣きながら学校から帰ってきた。
必死に頑張って我慢しながら帰ってきたんだろうな。家に入るなり、大粒の涙が
ポロポロ洪水のように止めど無く流れ落ちたね。







「おまえは いちばん ちいさいんだから(背の高さ) おれの いうとおりに しろ」


「ちびの くせに」


「いうこときかないと もう いっしょう あそんでやんないからな ちび」







こどもたちも、その子供社会の中でいろいろあるんだな。
まだまだ小さな体と心でいろんなことを受け止めてがんばってる。


もちろん、身体的なことを理由に人を傷つけるという事は、絶対にいけないこと。
ママも、出来ることなら透明人間になって、そう言ってきたコの頭に
「コラッッッ!」ってゲンコツのひとつもくれたいところだよ。笑



でも、今は見守る時。
毎日起きる様々な出来事に、ママはちゃんと見守ってるから
自分らしくゆっくり安心して歩いていけばいい。
「チビ」って言われたって、気にするな‥とは言わない。
イヤだったよね。悔しかったよね。悲しかったよね。
でもママにとっては、見上げるほど大きな頼りになる存在なんだから。
自分のペースで、自分らしく。



「悔しかったり、悲しかったりした時、お友達の前で泣くのはイヤかもしれないけど
ママの前では泣いていいんだからね。我慢しなくていい。」
そう言って抱き上げた息子が思いのほか重くなっていたので、ちょっとよろけて
しまったけど‥笑
でも、大人でも子供でも、相手のぬくもりを感じることによって気持ちが落ち着く
ことがある。抱き上げた息子も、泣くだけ泣いたら落ち着いたようでした。ふぅ。



これからもっともっといろんな事が待ち受けているはず。
でも、いいんだよ。
自分らしく、自分のペースで。
それでいいんだよ。




   


   



今までは、あまり家に飾られることのなかった《菊》。
でもそんな《菊》たちが、可愛いと感じる今日この頃。