先生の言葉って


古い日記のようなものが出てきたので読み返してみた。
息子が小学校3年生になり、家庭訪問を受けた直後に書いている。


開口一番に「運動が苦手で動作が遅いことを歯がゆく思っておられませんか?」と、言われた。
「一人っ子だから何事も経験が少ない。」
「机の周りがごちゃごちゃしていて落し物が多い。服なども足で取ろうとして汚い。」
「自分でやる気が起きるのを待つしかない。」
「彼なりに考えているのはわかる。」「引っ込み思案。」
「このままの穏やかな性格で大きくなってくれたらと思う。」(付け足しのように)
先生が帰った後、疲れて一時間眠る。


はきはきとした女の先生。スポーツ万能で頭のいい子がお気に入り。クラスにはそういう子がたくさんいたね。
息子は、仰るとおり、運動が苦手で動作も遅かった。
だからといって、「歯がゆく思っておられませんか??」って、そんな言い方しなくてもいいじゃない。
思っているのは先生、あなたでしょ。
子どもは褒めて育てましょう。
家の子の、「いいところ」、先生、探してくれましたか?
きっとなにも言い返せなくて、でも「この先生きらい」って思ったわたしがいたと思う。
今、息子は、のびのびと育っています。相変わらず運動は苦手だけど得意な分野もあります。だんだん思い出してきた。「運動をしないと肥満の恐れがある」とも言われたけど、肥満どころか痩せすぎです。。。
もっともっと、先生のひと言で傷ついている子どもや親はたくさんいるんだろうなぁ。