直次郎くん、ソロデビューおめでとうございます。


ボーカリストとしての幅が出てきたことを、すごく実感させられますね。
ソロだからこそ出来る、新たな才能を開花させるスタートには
充分すぎるほどの曲たち。
なんかね、血液に入り込んで体中を流れてるって感じ‥この3曲。笑
ソロとしての才能を新たな光の中に指し示してくれるほどのデビューシングルだからこそ
ますます平川地としての今後が楽しみな私です。


ROCKヴァージョンの「hikari」‥
「hikari〜檸檬のころ〜」が、闇を切り裂くような一本の光の指す方向を見据え
導かれながら手を伸ばし前に進もうとする“強さ”が感じられるとしたら
このROCKヴァージョンの「hikari」は
たった2行の言葉がなくなっただけで、疾走するメロディとともに
あの時代(とき)の、先の見えない不安に怯えながらも突き進もうとする
“強さ”が感じられるなぁ。
包み込んでくる眩しすぎる程の光に、伏し目がちにしながらも前に進もうとする“強さ”が。
全然違う曲みたい。
そう思わせられるのも、直次郎くんの力量なんだろうな。
でも、ボーカリストとして、シンガーソングライターとしての才能を
直次郎くん本人はもちろんのこと、龍之介くんがその直次郎くんの才能を
見出し、引き出してきた部分もあると思う。
だから、こんなに素敵なデビューシングルが出来上がったこと、
龍之介くんの自慢にすべきだと、私は思うよ。


とにかく、これからが楽しみな第一歩です!






気付けば、今日はもう28日だった‥ふぅ。
先週、母が入院してからのこの一週間は、なんだか慌しく過ぎていった感じ。
正直言って、21日に届いた「ナビゲーションDVDーもうひとつの檸檬のころー」は
封すら切らないで置いたままになってる。
今日届いた直次郎くんのシングルの特典映像DVDも、まだ観ていない。
きっと、まだ少し、心に余裕が無いからなんだろうな。
私にとって映像を観る感情でないということは。


それに、参加出来なくても、せっかく心はみんなと一緒に盛り上がりたいと
思っていたのに(笑)、品川・名古屋でのライブのみなさんのレポや感想なども
今日になってやっとPCの前に座ることが出来、読ませていただいた始末。
書いてくださった方々、ありがとうございます。赤石さんも、本当にありがとう。
ライブって、やっぱり生の空気に触れ、体感しなきゃ伝わってこない温度が
あるものだからこそ、その場にいる限られた人たちにしか分からない空気が
あって当たり前。でも、それはもちろん承知だけど、その空気を感じることは
出来ないけど、それでも胸が高鳴るようなレポや感想が多くて
楽しみながら読ませていただきました。ありがとうございます。


品川でのライブがあった、あの日。
あの日は午後から、4月1日にある娘のピアノの発表会の総練習が会場ホールであり
それに参加後、私は1人、母が入院している病院へ行きました。


最近の母はほとんど全介助の状態で、顔に表情もなく、目は虚ろ。
笑うことも、泣くこともなくなっていました。
短い会話は出来るものの、目の前に居る私ですらどこまで理解が出来ているのか
分からない状況。それでももちろん、いろんなことを話しかけ、会話を楽しもうと
することは止めなかった私だったけれど‥
ただひとつ、母がこういう状況になってから、ずっと気になっていたことがあった。
それは、20年前に亡くなった父(母にとっては夫)のことを、一切口にしなくなって
いたということ。今月だった命日の時も、何も言ってこなかった母。
どんなに体の自由が利かなくなっても、父の墓参りだけは行きたがっていたのに。
私自身そのことに気付いてはいたものの、なんだか怖くて
ずっと父の話題を出すことが出来ないでいました。
忘れてしまっているのか‥それとも、あえてその話題に触れずにいるのか‥
何か私が言う事で、母の感情を震わせてしまうことも怖かった自分。
だから、その間も何度か父の墓参りに行ったけれど
そのことを母に告げることを、あえて避けていた私だったけど‥


でも、あの品川でのライブがちょうど始まる頃。
母の病室に着き会話をしていた私は、何気にフッと
「そういえば、この間お父さんのお墓に行って、お彼岸のお墓参りしてきたからね。
掃除してお花もお供えしてきたからね。」と口走ってしまった。
ハッと思い、母を見たら‥
「お父さん‥‥‥死んだのか?」と表情を変えず消え入りそうな声で呟いた母。
思わず、とっさに目を背けてしまった私。


(やっぱり、今の母には、父が亡くなったという記憶は無かったんだ‥)


胸の奥がギュって縛り付けられたようでした‥怖くて怖くて母が見れなかったです。
それは、父が亡くなっているという現実を、何も感じなくなっていたとしても
怖かったし、逆に、私の言葉が母の感情を陥れ、錯乱状態になってしまったら
どうしよう‥という怖さもあったし。
でも、一呼吸置いてから、恐る恐る母の顔を見ると‥
真っ直ぐと前を見据え、凛とした表情の母の右目から、一筋の涙が‥
最近、泣くという感情の一片すら見せなかった母が、涙を流していました。
でもその表情が、なんかね‥‥‥‥美しかったの。決意の涙のようだった。
まぁ、娘だからそう見えたんだろうけど、
でもその表情は、現実を受け入れ見据える「清さ」と「美」と
その奥にある、変わることなく揺ぎ無い父への思いから溢れる「愛情」が
感じられて、私にはとても美しく感じられたのです。
あんなにいがみ合ってた2人なのにね。男と女って、夫婦って‥まったく。


そんな母を見て、自分の発した言葉に対し、いたたまれない程の後悔と虚しさを
感じたのも事実だけど‥でもね、お母さん、ゴメン。
私はある意味、嬉しかった。
だってそれは、心の感情が生きている証拠でしょ。
どんなに意思の疎通が上手くいかなくたって、仮面を被ったような無表情になって
しまったとしても、「泣く」という感情は、心がちゃんと動いてるからだもんね。
心が動いている‥それが、本当に嬉しい。


人が老いるということ、そして最後まで人が人としての尊厳を保持するということ。
それは本当に、本人もそして周りにいる人たちにとっても難しい。
私自身、正直言って今も手探り状態‥まるで、自分自身を試されてるかのような
目を背けたくなるような現実が事実だもん。
でも、それでも、母の「人として」の尊厳を、これからも見出していきたい。
母の動く心をちゃんと感じながら、
私なりに大切にしてやりたい、守ってやりたい、そう思いました。
あともうひとつ、あの日、母と会話してて感じたこと‥
それは、「ありがとう」‥  その言葉の持つ心は
いつか巡りに巡って自分に帰ってくるものだと実感したということ。
「ありがとう」    とっても素敵な言葉だよね。
心の介護は、普段のそんな日常生活の中に隠れているんだと感じました。




私は今きっと、自分を育てるチャンスをもらってるのかもしれないな〜。




そんなふうに過ごした、品川ライブの日。
そして、母の入院生活はもうちょっと続きそう。
しかも、退院予定が4月4日ぐらいだという‥新潟ライブの日‥‥‥‥
まったく、私の母らしいというかなんというか。笑
そして、いよいよ直次郎くんのインストアライブも始まりますね。
手って、心を伝える手段として、時には凄く言葉よりも正直に
心を伝えてくれますよね。
行かれる方は、動く心と正直な手のぬくもりで、ガッッッツリ直次郎くんを
感じて来て下さいね!笑。離したくなくなるんだろうな〜その手のぬくもりを。笑
また、いろんな感想を読ませていただくのを楽しみにしています。


私はもうちょっと慌しい毎日が続きそうだけど
ここから、今の私が出来るやり方でツアーやインストアライブを応援しています!
がんばってね、龍之介くん。直次郎くん。
参加されるみなさんも、体調に気を付けて楽しんで来てください!